発達障害とは、
「成長における発達の偏(かたよ)り」を言います。
具体的な診断名は、「自閉症」、「アスペルガー症候群」、「広汎性発達障害」、
「注意性欠陥多動性障害」(AD/HD)、「学習障害」(LD)などが挙げられます。
発達障害は「生まれつき」のもので、
親のしつけや家庭環境が原因ではありません。
医学的な解明はされておらず、発症の原因もわからないのです。
明確な発症の原因はわかりませんが、統計的にみて発症しやすい状況が下の2つです。

ただし、これはあくまで統計上の数字です。
「発達障害の症状は、100人いれば、100通りの症状がある」といわれています。
診断を受けたこの全員が、まったく同じ特性を持っているわけではないのです。
この事実からも、医学的に解明が難しいことがわかっていただけると思います。
ただ一つ、確実にわかっていることがあります。
それは、「発達障害は医学的な意味で決して治ることはない」ということです。
でも、悲観的にならないでください。
適切な対応と、「周囲の理解」と「援助」によって、普通に育つ子供たちと同じ生活ができます。
目の悪い人がメガネをかけるように、お年寄りが杖をついて歩いていくように、
発達障害の子たちが必要とするのは、「適切な支援」と「周囲の暖かい理解」です。
最も必要である周囲の理解が得られにくいのは、
発達障害が見た目ではわからない点にあります。
むしろ発達障害の子供は、
「しつけのなっていない子」「行儀の悪い子」と思われてしまうことが多く、
それゆえに親は悩み、傷ついています。
親が悩み、苦しむことの理由として、
発達障害が突然にふってわいたように診断が下ることにもあります。
親にしてみれば、何の予告もなく「障害」の現実をつけられるのです。
発達障害を持って生まれたのは、誰のせいでもありません。
いくつもの要因が重なって、そうなってしまっただけのこと・・・。
そして、それがある時期を境に現れた・・・。
「それだけのこと」と受け流せる親が、はたしてどれくらいいるでしょうか?
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